働き方改革後進国、日本
「大学入試で運命がきまる」
「いい会社に就職しないと人生が終わってしまう」
世の中ではこんな言葉がはびこっていますが、
安易にこんな言葉に耳を傾けてはいけません。
大学を卒業した人はみーんなどこかの会社に就職して、その会社で一生はたらく。そんな風に当たり前に考えていませんか?
今やそんな時代はとっくに過ぎ、正直、「時代遅れ」です。
会社員以外にもフリーランスとしてお金を稼いでいる人もたくさんいます。
「でも、いまいちフリーランスって言われても良くわからない・・・」
そんな方のために、今回は「脱・無思考就職」をテーマにこれからの働き方について解説します。
そもそもフリーランスとは?
「フリーランスでプログラミングを受注しています」
「フリーランスで記事を出稿しています」
「フリーランスでノマドワークしています・・・・」
などなど、
最近フリーランスの方の話を良く聞きますが、そもそもフリーランスとは一体なんなんでしょうか?
結論から言うと、「個人でお金を稼ぐ人」を言います。
特定の会社に就職して給料をもらうのではなく、何か収入を得る活動をおこなって生計を立てる人たちのことを言います。
例えば身近な例を挙げると、
- 大道芸人
- プロ野球選手
- ブロガー
- YouTuber
などがわかりやすい例です。
結論としては、給料をもらわずに自力で稼いでいる人=フリーランス
と理解していればまず間違いないです。
ちなみに個人事業主とフリーランスは基本的に同じです。
会社員とフリーランスそれぞれのメリットを解説
この記事を見ている人はおそらく会社員の方が多いと思いますが、もしあなたが今フリーランスになった場合、今の環境がどう変わるのでしょうか。
深掘りしていきます。
会社員のメリット・デメリット
メリット
- 収入が安定している。
- 社会的信用が高い。(クレジットカードやローンが組める)
- 所得税、住民税が天引きだから楽&フリーランスより有利。
- 健康保険組合に加入できる。
- 社会保険料が会社と折半の為割安。
デメリット
- 人間関係が大変
- 通勤が大変
- 生活リズムの維持が大変
- ストレスが絶えない
- 時間を無駄にしてるんじゃないかという感覚との戦いがある
となります。会社員のメリットはとにかく安定した収入を得られることですね。
具体的な例を挙げると、医療費に関してもフリーランスでは入れない健康保険組合に加入できるので、国民健康保険よりも保険料が割安になります。
社会保険料に関しても本来支払う保険料のうち半分は会社が折半して払ってくれるので単純に半額で済みます。
また、クレジットカードや住宅ローンなどの審査も、会社員=簡単には食いっぱぐれない という理屈で比較的通ります。
もしあなたが会社員で、フリーランスになろうとしているのならクレジットカードや賃貸の契約は必ず会社員のうちに行っておきましょう。
フリーランスのメリット・デメリット
メリット
- 自由
- ストレス管理が容易
- 自分の裁量でいくらでも稼げる
- 人間関係の面倒臭さから永遠に解放される
- 住む場所に制約がないため好きなところに住める
デメリット
- 自己管理ができないとただのニートになってしまう
- 収入が不安定
- 社会的信頼度が低い
- 結果を出さないといけないという焦りとの戦いがある
- 社会保険料が高い(折半にならないため。単純に倍払う)
- 確定申告を必ずしなければいけない
- 住民税は自分で納めに行かなくてはいけない
となります。フリーランスの強みとしてはとにかく自由なところですね。
寝る時間や住む場所、会う人や何を仕事にするかを自分で決められます。
まさしく、「好きなことで生きていく」という人生です。
ただ、デメリットとしてはやはり安定がないことです。
自分で稼ぐということは、すなわち稼がなければ稼げないということです。
当然結果(確定申告の収入が一般的に尺度になります)によっては社会的信用も変わってきます。
会社員の時には普通に通っていたクレジットカードや賃貸、ローン等の審査もフリーランスになった途端に通らなくなる、なんていう話もざらにあります。
好きなことで生きていくなら、その責任は自分でとる。フリーランスはそのような生き方になるようですね。
まとめ
会社員とフリーランス、それぞれのメリットとデメリットを解説しました。
それぞれのイメージとしては、
会社員は堅実に資産や信用を築いていくタイプの働き方で、フリーランスは自分のスキルやセンスを頼りに自己責任で稼ぐ働き方、といったところでしょうか。
あとは、会社が替わりにやっていてくれていた納税などの事務関連を全て自分で管理していかなければならないことも決定的に違います。
これからの時代は今までの時代と異なりAIが台頭して単純な作業や規則性のある業務はどんどん淘汰されていくと言われています。
そんな時代の到来を見据えて自分の価値を高めていく生き方が大切になってきます。
しかし、そうはいっても人には向き不向きというものがあるので、一概に会社員とフリーランスどちらが稼げるか、という答えは出ませんが、
それぞれの持つメリットとデメリットをよく理解し、自分の決めた道を歩んでいきましょう。